高卒の転職エージェントはどう選ぶ?高卒からデロイト転職経験者が解説する断られたときの使い方

高卒だと、転職エージェントに相談してもいいところを紹介してもらえないかと不安になり、登録することをためらうこともあると思います。
ただ、実際に転職エージェントを活用することで、いいことも多くあります。書類の直しや面接の練習を無料で手伝ってもらえるので、一人で探すより応募先を見つけやすくなります。
その一方で、登録しても紹介ができないと言われたり、学歴を理由に「難しい」と言われたりすることもあるのは事実です。学歴が理由だと思って、応募できる求人まで諦めてしまう人もいます。
それでも、高卒だからと諦める必要はありません。紹介されない場合でも、学歴以外の経験やスキルで応募条件を満たす求人はあります。正社員経験がなければ特化型、あれば総合型のサービスを中心に2〜3社を併用すると、紹介される求人の幅も広がります。担当者と合わなければ、変えてもらうこともできます。

私は18歳のとき、年収250万円で地方の中小企業に生産技術として入社しました。その後、28歳でBig4 コンサル(PwC)に入り、29歳で移ったデロイトで年収は新卒時の4倍以上になりました。高卒からの転職経験をもとに解説します。
この記事でわかること
- 状況別に比較した高卒向け転職エージェント7社
- 紹介を断られたときの対処法と、大卒以上の求人に応募できるかの見分け方
- 担当者の変更と辞退の伝え方
CONTENTS目次
高卒におすすめの転職エージェントは?7社を状況別に比較
正社員経験がなければハタラクティブなどの特化型、あればリクルートエージェントやdodaなどの総合型を軸に、2〜3社使ってみましょう。
登録先に迷ったら、正社員経験の有無と年代で選びましょう。7社もこの2つを基準に選び、順位はつけていません。特化型は若手や未経験の人が中心で、総合型は職種や年代を絞らず転職を支援してくれます。
高卒の転職エージェント7社の比較(2026年11月時点)
| サービス名 | 型 | 向いている人 | 主な支援 |
|---|---|---|---|
| ハタラクティブ | 特化型 | 正社員経験がなく、初めて正社員を目指す人 | フリーター・既卒・未経験の就職・再就職支援 |
| 就職カレッジ | 特化型 | 書類に自信がなく、研修を受けて面接に進みたい人 | 無料の就職支援講座、書類選考なしの集団面接会、入社後の定着・活躍支援 |
| 第二新卒エージェントneo | 特化型 | 20代の既卒・第二新卒の人 | 個別の就職相談、履歴書・職務経歴書の添削、未経験OKの正社員求人の紹介 |
| マイナビジョブ20’s | 特化型 | 面接対策を受けたい20代の人 | 個別カウンセリング、希望に応じた面接対策、条件や入社日の調整代行 |
| リクルートエージェント | 総合型 | 正社員経験を生かして探す人 | 非公開求人の紹介、書類添削、面接対策、年収交渉 |
| doda | 総合型 | 求人を自分で見ながら紹介も受けたい人 | 求人の紹介に加えて、転職サイトとして自分でも求人を探せる |
| ラパン | 希望業界・職種に特化した専属エージェント | 接客経験から異業種を目指し、書類と面接の対策を受けたい人 | 職務経歴書の添削から面接指導までの選考対策 |
自分の状況に合わせて2〜3社を選んで、登録してみましょう。未経験の仕事を探している人は、未経験の転職エージェント選びも参考になります。
未経験で初めて正社員を目指すならハタラクティブ
ハタラクティブは、正社員で働いたことがなく、何を強みにすればよいか不安な20代前後の方におすすめです。フリーターや既卒、未経験の人の就職や再就職を手伝ってくれるサービスです。
ハタラクティブの公式サイトによると、未経験OKの求人は全体の約8割です(2026年11月時点)。お金は採用する会社が払うので、利用中に費用はかかりません。
ハタラクティブは、経験を生かして年収を上げたい人より、フリーターや正社員経験がない人が正社員を目指すときにおすすめのサービスです。
ハタラクティブの概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 公式サイト | ハタラクティブの公式サイト |
| 運営会社 | レバレジーズグループ |
| 代表者 | レバレジーズ株式会社 代表取締役 岩槻 知秀 |
| 人員規模 | 従業員数3,338名(2025年4月時点) |
| 設立 | 2005年4月6日 |
| 所在地 | 本社は東京都渋谷区渋谷2-24-12 渋谷スクランブルスクエア 24F・25F |
| 得意領域 | フリーター・既卒・未経験の就職・再就職支援 |
書類選考なしで面接に進みたいなら就職カレッジ
書類で落ちるのが不安なら、就職カレッジがおすすめです。無料の講座を受けて、書類選考なしの集団面接会に進めるサービスです。既卒・第二新卒・フリーターなど、就職活動をする18~35歳の方が中心です。
面接会に出るには、事前研修の修了と「正社員として働く意欲があること」が条件です。研修には、しっかり就活コース(4日間)とスマート就活コース(2日間)があります。
ジェイックの2026年9月の発表では、1回の面接会で15~25社の企業と面接できます。時期や地域によっては、社数が減ることもあります。
仕事を続けながら使うなら、研修の日に通えるかで判断しましょう。日程は就職カレッジの公式サイトを確認しておきましょう。
就職カレッジの概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 公式サイト | 就職カレッジの公式サイト |
| 運営会社 | 株式会社ジェイック |
| 代表者 | 代表取締役 佐藤 剛志 |
| 人員規模 | 従業員数228名(パート・アルバイト等除く、2026年1月末現在) |
| 設立 | 1991年3月 |
| 所在地 | 東京本社は東京都千代田区神田神保町1-101 神保町101ビル7F(受付6F) |
| 得意領域 | 既卒・第二新卒・フリーターの就職支援 |
20代の既卒なら第二新卒エージェントneo
第二新卒エージェントneoは、20代で既卒や第二新卒の方におすすめです。第二新卒エージェントneoの公式サイトでは、対象に第二新卒・高卒・中卒・既卒・フリーターを挙げています(2026年11月時点)。
第二新卒エージェントneoでは、就職の相談にのってもらえて、履歴書や職務経歴書も直してくれます。未経験OKの正社員求人を紹介してもらいながら、内定まで進められます。20代の方に限ったサービスなので、30代の人は総合型のサービスも見ておきましょう。
20代で初めての転職に迷っている方は、候補に入れてみましょう。
第二新卒エージェントneoの概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 公式サイト | 第二新卒エージェントneoの公式サイト |
| 運営会社 | 株式会社ネオキャリア |
| 代表者 | 代表取締役 CEO 西澤 亮一 |
| 人員規模 | 従業員数3,651名(2026年2月28日時点) |
| 設立 | 2000年11月15日 |
| 所在地 | 東京都新宿区西新宿1-22-2 新宿サンエービル |
| 得意領域 | 第二新卒・既卒・フリーター・20代の就職・転職支援 |
20代で丁寧な面接対策を受けるならマイナビジョブ20’s
面接に不安がある20代の方なら、マイナビジョブ20’sがおすすめです。マイナビグループの無料の転職支援で、20代若手社会人のためのサービスです。来社しなくても、WEBや電話でカウンセリングを受けられます。
マイナビジョブ20’sの公式サイトによると、面接対策は希望すれば受けられ、内定後は条件や入社日の調整も任せられます。面接が不安なら、カウンセリングでそのまま伝えましょう。
マイナビジョブ20’sは20代向けなので、30代の人は別のサービスを軸にしましょう。
マイナビジョブ20’sの概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 公式サイト | マイナビジョブ20’sの公式サイト |
| 運営会社 | 株式会社マイナビ |
| 代表者 | 代表取締役 社長執行役員 粟井 俊介 |
| 人員規模 | 従業員数約7,940名(2025年10月現在) |
| 設立 | 昭和48年(1973年)8月15日 |
| 所在地 | 本社は東京都千代田区一ツ橋一丁目1番1号 パレスサイドビル |
| 得意領域 | 20代若手社会人の転職支援 |
正社員経験を生かして探すならリクルートエージェント
正社員経験のある方は、リクルートエージェントを軸に、経験を生かせる応募先を探しましょう。専任のアドバイザーが非公開求人を紹介し、書類添削や面接対策、年収交渉まで手伝ってくれます。
学歴で応募できるか不安な求人もあると思います。そんなときは応募条件の学歴欄を見て、迷ったら面談で担当者に聞きましょう。
リクルートエージェントは公開求人も多く掲載されているので、リクルートエージェントの公式サイトを確認してみましょう。
リクルートエージェントの概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 公式サイト | リクルートエージェントの公式サイト |
| 運営会社 | 株式会社インディードリクルートパートナーズ |
| 代表者 | 代表取締役社長 淺野 健 |
| 人員規模 | 従業員数5,283人(2026年4月1日現在、アルバイト・パート含) |
| 設立 | 創業 2025年4月1日 |
| 所在地 | 本社は東京都千代田区丸の内1-9-2 グラントウキョウサウスタワー |
| 得意領域 | 非公開求人の紹介、書類添削・面接対策・年収交渉 |
求人検索と紹介を同時に使いたいならdoda
自分でも求人を見ながら、担当者の紹介も受けたい方にはdodaがおすすめです。転職サイトと転職エージェント、両方の特性を持つサービスです。違いが分からないときは、dodaのエージェントサービスの解説が参考になります。
たとえば、自分で「学歴不問」の求人を探して、担当者が紹介する求人と見比べてみましょう。応募できる求人を見つけやすくなります。どちらも応募前に、募集要項の学歴の欄を確かめておきましょう。
自分でも求人を探したい人は、dodaの公式サイトで求人を見てみましょう。
dodaの概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 公式サイト | dodaの公式サイト |
| 運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
| 得意領域 | 転職サイトと転職エージェントの両方を使う転職支援 |
接客から異業種へ書類と面接を手厚く見てほしいならラパン
ラパンは、この記事を運営するラパン株式会社のサービスです。希望業界・職種に特化した専属エージェントが、無料の転職相談から選考対策まで一緒に進めます。接客から別の業界へ移りたい人におすすめです。
ラパンは職務経歴書の添削から面接指導まで、選考の準備を手伝います。転職事例には、接客業から未経験でIT企業の営業職へ転職した例があります。1例なので、同じ結果になるとは限りません。
ラパン株式会社の有料職業紹介事業許可は13-ユ-314310です。サービスの内容はラパンの公式サイトに詳しく書いています。
ラパンの概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 公式サイト | ラパンの公式サイト |
| 運営会社 | ラパン株式会社 |
| 代表者 | 鎌田 翔太郎、山下 良輔 |
| 設立 | 設立年月 2022年2月 |
| 所在地 | 東京都港区六本木4-1-4 黒崎ビル2階 |
| 得意領域 | 希望業界・職種に特化した転職支援 |
高卒でも転職エージェントは使える?断られる場面と対処法
高卒でも転職エージェントは使えますが、希望条件や対象の年齢・地域が理由で、紹介できる求人が少なかったり、紹介が難しいと言われたりすることもあります。
「高卒だから転職できない」「高卒の転職は無理」と不安になる方も多いと思います。もし紹介を断られたら、まず理由を聞きましょう。理由が分かれば、次に何をするかを決められます。
高卒でも紹介してもらえる理由と企業側の事情
たとえば「高卒以上」「学歴不問」の求人なら、高卒でも紹介の対象になります。エージェントは、企業の応募条件に合う人を紹介するからです。人手が足りない職種なら、企業も学歴のほかに、実務の経験や長く働けるかを見てくれます。
転職を考える高卒の方は少なくありません。ジンジブの「高卒社会人の転職に関する意識調査」(2024年10月21日~10月28日、18〜26才)では、働いた経験のある全体(641人)の転職ニーズは38.4%でした。
ただ、転職エージェントを挙げた人はまだ少なめです。同じ調査で、離職や転職を検討したことがある人に進め方(複数回答可、n=323)を聞くと、転職エージェントにあたる人材紹介サービスは17.0%でした。「求人サイトに登録する」は37.2%、「ハローワークに行って仕事を探す」は33.7%です。
書類や面接に不安があるなら、求人サイトやハローワークと一緒にエージェントも使ってみましょう。次の3つを手伝ってもらえます。
- 書類添削: 履歴書や職務経歴書を一緒に直してもらえる
- 面接対策: 聞かれそうな質問と答え方を練習できる
- 日程調整と条件交渉の代行: 面接の日程や給与のやり取りを任せられる
紹介を断られやすい3つのケース
紹介を断られやすいケースは3つあります。登録する前に、自分に当てはまるものがないか確かめましょう。
- サービスの対象年齢・地域の外にいる: たとえば就職カレッジは、就職活動をする18~35歳の男女の方を中心に支援しています。合わないときは、対象に入る別のサービスを使いましょう
- 希望の年収や勤務地に合う求人がない: 譲れない条件を決めて、譲れる条件を担当者に伝えましょう
- 経歴や希望が具体的でなく、紹介先を決められない: これまでの仕事を整理して、やりたい仕事と避けたい仕事を書き出しましょう
第二新卒エージェントneoは、第二新卒をはじめ既卒やフリーター、20代の方限定のサービスです。登録する前に公式サイトで対象の年齢と地域を見ておけば、断られる手間を減らせます。
「無理」と言われたときの対処法を決めておく
担当者に「無理」と言われても、合否を決めるのは企業です。担当者の見立てだけで、応募を諦める必要はありません。

高卒で転職を重ね、コンサルを受けたいと伝えると、エージェントに「ほぼ無理」と言われましたが、合否の見立ては聞き流しました。応募そのものを止める担当者は変えてもらい、求人の幅が広い大手のエージェントを使いました。面接の内容や判断基準はエージェントから聞いて対策し、コンサルに転職しています。
否定的なことを言われたら、次の順番で動きましょう。同じ結果になるとは限りませんが、自分から応募のチャンスを手放さずに済みます。
- 理由を聞く: 年齢、経験、応募条件のどれが問題なのかを具体的に聞く
- 同じ求人を別のサービスで探す: 扱う求人はサービスごとに違うので、別のサービスにも登録する
- 応募を止める担当者は変更する: 担当者を変えてほしいと伝えるか、別のサービスに移る
エージェントは、情報をもらう相手と考えると迷いにくくなります。面接の内容や判断基準は教えてもらい、応募するかどうかは自分で決めましょう。
高卒向け転職エージェントの選び方は?登録前に見る3つの基準
高卒向け転職エージェント選びで迷ったら、総合型と特化型の組み合わせ、学歴不問の求人数と対応エリア、支援の厚さの3つを見ておきましょう。
登録先はこの3つで2〜3社に絞り、転職サイトとハローワークは使い分けましょう。高卒で不利になりやすいのは学歴条件のある求人です。面談では、応募できる求人の範囲を最初に聞きましょう。
総合型と特化型を2〜3社に絞って併用する
何社に登録するか迷ったら、総合型と特化型を合わせて2〜3社にしましょう。
担当者が1人だけだと、その人の意見がすべてに見えてしまいます。dodaの転職エージェントのページでも、ほかの転職エージェントとの併用は複数社でかまわないと案内しています。
組み合わせは、正社員経験の有無で決めます。未経験の求人を多く見たいなら特化型、今の経験を生かしたいなら総合型を中心にしましょう。
- 正社員経験がない人: ハタラクティブと第二新卒エージェントneoに、リクルートエージェントかラパンを足す。行きたい業界が決まっていれば、ラパンで未経験でも応募先を一緒に考えてもらえる
- 正社員経験がある20代: リクルートエージェントとdodaに、マイナビジョブ20’sかラパンを足す。経験のない業界に移りたいときは、ラパンに応募先を相談する
登録が増えると、連絡を追うだけで大変になります。まずは2〜3社で始めて、対応が合わない会社が出たらそこだけ入れ替えましょう。
学歴不問の求人数と対応エリア
高卒で応募できる求人が少ないサービスだと、登録しても紹介が来にくくなります。登録の前に、応募できる求人があるかを見ておきましょう。
件数は日によって変わるので、各社を同じ日に比べましょう。手順は3つです。
- 公開求人を「学歴不問」「高卒」で検索して、件数をメモする
- 住んでいる都道府県や希望の勤務地で絞って、もう一度件数を見る
- 対応エリアと、オンライン面談ができるかを見る
地方に住んでいると、来社が必要かどうかも気になります。マイナビジョブ20’sの公式サイトによると、来社不要で、WEBや電話でも相談できます。
地元の求人が少ないサービスは登録前に外して、件数とエリアが合うところに絞りましょう。
面談から面接対策までの支援の厚さ
書類や面接に不安があるなら、どこまで手伝ってもらえるかで選考の進めやすさが変わります。面談から面接対策までの支援の厚さを比べましょう。
リクルートエージェントなら、専任のアドバイザーが書類の添削、面接対策、年収交渉まで手伝ってくれます。第二新卒エージェントneoも、履歴書や職務経歴書を直しながら内定まで伴走してくれます。
初回の面談では、各社に同じ4つを聞きましょう。答えを比べると、支援の差が見えてきます。
- 職務経歴書を添削してもらえるか
- 模擬面接をしてもらえるか
- 求人票に出ない職場の情報を教えてもらえるか
- 落ちた理由を企業に聞いてもらえるか
具体的に答えてくれた会社を残せば、2〜3社に絞れます。接客や工場の経験しかなくて不安な人は、書類の添削と模擬面接がある会社を選びましょう。
転職サイト・ハローワークとの違いと使い分け
書類や面接に不安があるなら、専門スタッフに相談しながら進める転職エージェントがおすすめです。自分で求人を選んで応募したいなら、転職サイトが向いています。
ハローワークインターネットサービスなら、全国のハローワークに届いた求人を検索できます。厚生労働省のハローワークの案内によると、サービスはすべて無料です。
サービスごとの違い
| サービス | 求人の探し方 | 書類・面接の支援 | 向いている場面 |
|---|---|---|---|
| 転職エージェント | 担当者が紹介してくれる | 書類の添削や面接対策をしてもらえる | 書類や面接が不安なとき |
| 転職サイト | 自分で検索して応募する | 自分で準備する | 求人の相場を知りたいとき |
| ハローワーク | 全国のハローワークの求人を検索する | わかものハローワークなら応募準備も手伝ってもらえる | 地元で働きたいとき |
地元で働きたい人や40代以降の人は、ハローワークも併用しましょう。正社員を目指す若者(おおむね35歳未満)なら、わかものハローワークで無料の就職支援も受けられます。
転職サイトは、やめなくて大丈夫です。求人の相場を知るために使い、相場が分かったらエージェントで応募の準備を進めましょう。
高卒の転職エージェントは年代でどう選ぶ?未経験・20代〜40代の進め方
20代は未経験歓迎の枠、30代以降は経験職種で選び、正社員経験がなければ特化型とハローワークから始めましょう。
同じ高卒でも、企業が見るところは年代と正社員経験で変わります。20代なら働く意欲や伸びしろ、30代からはこれまで任されてきた仕事を見られます。未経験の転職を考えているなら、今の年代で応募できる求人から探してみましょう。
正社員経験なし・フリーターの方が使うサービス
正社員経験がない方やフリーターの方は、未経験者を支援する特化型の就職エージェントから始めましょう。総合型の転職エージェントは職務経験を求める求人が中心になりやすく、紹介が少なくて不安になることもあります。
フリーターや既卒、未経験からの就職・再就職なら、ハタラクティブが支えてくれます。就職カレッジは既卒・第二新卒・フリーターの若手層向けで、無料の就職支援講座を受けられます。書類選考なしの集団面接会もあり、書類が不安な方も動きやすいです。
正社員を目指す若者なら、わかものハローワークも使えます。対象はおおむね35歳未満で、相談から応募の準備まで担当者が無料で手伝ってくれます。特化型と一緒に使いましょう。
- 登録前に、対象の年齢と経歴に自分が入るかを見ておく
- アルバイトで担当した仕事と工夫を書き出す
- 空白期間があるなら、その間にしていたことを話せるようにする
アルバイトで任された仕事も、職務経歴に書けます。たとえば「新人の教育を任された」「売り場の在庫を管理した」と書けば、やってきたことが応募先に伝わります。
20代は未経験歓迎の枠と経験を使える求人の両方
20代の方は、前半なら未経験歓迎の枠が多い転職エージェントを選びましょう。後半なら、経験を使える求人と未経験の枠の両方を見ます。20代は入社後の成長を見込んだ採用が多く、職種を変えやすい時期です。
20代後半の転職では、仕事で身につけたことを具体的に話せるように準備しておく必要があります。接客や工場の経験でも、任された範囲と工夫を話せば強みとして伝えることが可能です。
- 20代前半は、未経験歓迎の求人がどれくらいあるかを面談で聞く
- 20代後半は、経験を使える求人と未経験の求人を両方紹介してもらう
- 紹介された求人の仕事内容と応募条件を見比べる
接客から離れたい20代後半なら、接客経験を使える営業の求人と、未経験歓迎の事務の求人を比べてみましょう。未経験の枠は年齢が上がると減りやすいので、20代のうちに両方見ておくと安心です。
30代は経験職種を軸に総合型を中心に選ぶ
30代の方も、経験職種を生かせる求人なら間に合います。総合型の転職エージェントを中心に選びましょう。実務経験を見られる年代なので、続けてきた仕事を使える求人から探すと選考に進みやすくなります。
- 続けてきた仕事を書き出し、任された範囲や後輩の指導の経験もまとめる
- 総合型に登録し、経験職種の求人を紹介してもらう
- 未経験の職種も見たいときは、人手が足りない業界に絞って相談する
経験が浅い方は、登録前に特化型の対象年齢を見ておきましょう。第二新卒エージェントneoとマイナビジョブ20’sは20代向けです。就職カレッジは18~35歳が中心で、わかものハローワークはおおむね35歳未満が対象なので、30代前半なら相談できます。
工場勤務を続けてきた方なら、製造の経験を求める求人を先に紹介してもらいましょう。面談では、担当した工程と任された範囲を伝えます。
40代は経験と公的支援を組み合わせて探す
40代なら、総合型の転職エージェントと地元のハローワークを一緒に使いましょう。若手に特化したサービスは対象外になりやすいので、登録前に対象年齢を見ておきます。
ハローワーク(公共職業安定所)のサービスは、すべて無料で使えます。ハローワークインターネットサービスなら全国のハローワークで受け付けた求人を検索できるので、窓口へ行く前に地元の求人を調べられます。
管理職や現場責任者の経験があるなら、その経験を中心に書類を作りましょう。任された人数や解決した課題まで書くと、企業に伝わりやすくなります。
高卒の転職は厳しい?賃金と離職のデータから見る現実
高卒の転職が厳しくなりやすいのは大卒以上が条件の求人と書類選考ですが、学歴を問わない求人もあります。
賃金は会社の規模でも変わり、早く辞める人は高卒だけではありません。どちらも応募先を選ぶ材料になるので、詳しくは高卒の転職が厳しいと言われる理由を読んでみましょう。
高卒が不利になりやすい場面は応募条件と書類
高卒で不利になりやすいのは、募集要項の学歴条件と書類選考の2つです。面接まで進めば、経験と仕事への考え方を見てもらえます。まずこの2つを対策しましょう。
たとえば学歴条件がある求人は、応募の時点で対象から外れることがあります。書類は職歴の書き方で差がつくので、準備は次の2つに絞れば迷いません。
- 募集要項: 「学歴不問」「高卒以上」の求人を中心に探し、「大卒以上」の求人も応募できるか聞いてみる
- 書類: 接客や工場の仕事でも、担当した業務、工夫したこと、出した結果を具体的に書く
面接では、前の職場で取り組んだことや次の仕事で続けたいことを聞かれます。書類に書いた内容と同じ話ができるように準備しましょう。
学歴別の平均賃金の差
平均賃金の差は、そのまま応募先の給与の差にはなりません。厚生労働省の令和7年賃金構造基本統計調査の概況に載っている平均は、年齢や勤続年数を問わない値で、職種や企業規模も分けていません。学歴別の差を見ても、落ち込む必要はありません。
令和7年の賃金(令和7年賃金構造基本統計調査の概況・男女計)
| 対象 | 項目 | 月の賃金 |
|---|---|---|
| 一般労働者の学歴別 | 高校 | 297.2千円 |
| 一般労働者の学歴別 | 大学 | 396.3千円 |
| 一般労働者の企業規模別 | 大企業 | 385.1千円 |
| 一般労働者の企業規模別 | 中企業 | 326.2千円 |
| 一般労働者の企業規模別 | 小企業 | 305.6千円 |
| 新規学卒者 | 高校 | 207.3千円 |
| 新規学卒者 | 大学 | 262.3千円 |
賃金は会社の規模でも変わります。残業代を除いた税引き前の月の賃金で見ると、一般労働者の平均は大企業385.1千円、小企業305.6千円なので、応募先の会社の規模も見ておきましょう。新規学卒者の時点でも高校207.3千円、大学262.3千円と差があるので、入社時の給与に加えて昇給の条件も把握することが重要です。
同じ職種の求人をいくつか見比べると、給与の幅や昇給の条件の違いが分かり、長く収入を伸ばせる応募先を選べます。学歴で給与の条件が分かれる求人もあるので、高卒で入社した場合の条件は担当者に聞きましょう。
新規学卒の3年以内離職率は高卒が大卒より高い
早く辞めたことは、面談で隠さなくてかまいません。就職して3年以内に辞めるのは珍しいことではありません。
厚生労働省の新規学卒就職者の離職状況によると、令和5年3月卒業者の就職後3年以内の離職率は、新規高卒就職者が36.9%、新規大学卒就職者が31.2%です。高卒のほうが少し高いものの、短大等は43.1%なので、早く辞める人は高卒に限りません。
早く辞めた経験があっても、面談では辞めた理由を正直に話しましょう。隠したまま進めると、職歴を確認するときに話が合わなくなることがあります。
担当者には、辞めた時期と理由を先に伝えて、その経験から学んだことも話しましょう。「夜勤が続いて体調を崩したので、今は日勤で長く働ける職場を探している」と話せば、紹介先を絞ってもらえます。
募集要項が大卒以上の求人に高卒で応募できる?見分け方
募集要項が大卒以上でも経験が条件に合えば応募できる場合があるので、必須か目安かはエージェントから企業に聞いてもらいましょう。
高卒の転職で大手を目指していると、「大卒以上」の文字を見て応募をあきらめたくなる方も多いと思います。ただ、学歴の条件には絶対に必要なものと、経験があれば見てもらえるものがあります。学歴フィルターがあるかどうかは求人票だけでは分かりにくいので、見分け方を知ってから応募先を決めましょう。
必須条件と目安の条件を見分ける
「大卒以上」とあっても、満たさないと選考に進めない必須の条件とは限りません。企業が「このくらいの人に来てほしい」と考えている目安で、経験があれば見てもらえることもあります。どちらかによって、応募するかどうかも書類の準備も変わります。
求人票を見たら次の3点を確かめて、エージェントに相談するときにも伝えましょう。
- 「必須」「歓迎」の書き分け: 学歴が「歓迎」の欄にあれば、目安と考えてかまいません
- 新卒採用の条件を流用した求人か: 経験は細かく求めているのに学歴だけ新卒向けの書き方なら、経験で見てもらえる場合があります
- 資格など法令や業務で必要な条件か: 必要な資格は、経験があっても代わりになりません
学位が必要な職種や公的な採用は、学歴の条件を変えられません。そんなときは応募先を切り替えて、高卒の転職で応募できる求人に時間を使いましょう。
エージェントに企業へ確かめてもらう聞き方
企業に直接は聞きにくいことも、文章にしてエージェントに送れば、担当者がそのまま企業に伝えてくれます。聞くことは次の3つです。
- 応募条件のどこに届いていないか
- 経験で代わりになるか
- 同じ部署の採用実績に高卒の人がいるか
たとえば「大学卒業が必須か、同じ業務の経験があれば書類を見ていただけるか確認をお願いします」と送ります。例文なので、自分の経験に合わせて書き換えて使いましょう。
返事が来ないときは、数日待って担当者に進み具合を聞いてみましょう。それでも返事がなければ、別のエージェントに同じ求人を紹介してもらえるか相談します。
書類で落ちる前提で受かったら入りたい会社に絞る
大卒以上の求人は、書類で落ちるものと思って応募先を選びます。何度か落ちると不安になりますが、書類で落ちるのは普通のことなので、受ける会社の基準を下げる必要はありません。落ちたら理由を聞いて、足りないものを補ってもう一度応募します。

私は受かりそうな会社ではなく、受かったら入りたい会社だけに応募しました。最初の2回の転職では、10社受けて面接に進めたのは2〜3社でしたが、求めるスキルが大きくずれていた場合を除いて、面接ではほとんど落ちませんでした。落ちた会社は毎回エージェントに理由を確かめ、スキル不足なら補ってから再応募しました。
学歴の条件ではありませんが、PwC の TOEIC の応募条件に届かないことを面接で指摘されたことがあります。タイ駐在で日常の業務会話やメールを英語でやりとりしていたと伝えて、応募条件を満たさないまま PwC に入社しました。
個人の体験なので、同じ結果になるとは限りません。それでも、入りたい会社に絞って、落ちた理由を聞いて補うやり方は、大卒以上の求人でも使えます。足りない条件を面接で指摘されたら、足りないことは認めて、代わりになる仕事の経験を話しましょう。
高卒から目指せる業界・職種は?大手やコンサルに入る方法
未経験なら学歴を問わない求人が多い製造・運送・介護・営業から始め、大手やコンサルは経験を積んでから採用が増える時期に応募しましょう。
学歴を問わない求人でも、受かるかは応募先の条件と選考しだいです。高卒の転職先は、今の経験と次に積みたい経験から選びましょう。大手への入社やコンサル転職の難易度は高いので、転職のたびに目的を決めて少しずつ近づいていきましょう。
未経験から入りやすい業界と職種の例
未経験から始めやすいのは、入社後に育ててくれる求人が多い仕事です。次の転職で話せる経験が積めるかどうかも、あわせて見ておきましょう。
- 製造: 未経験歓迎の求人が多く、品質や工程の管理に関われば次の転職で話せる経験になります。
- 運送: 必要な免許があれば応募しやすく、時間と安全を守って働いた経験が残ります。
- 介護: 働きながら資格を目指せて、資格と経験は次の職場でも使えます。
- 営業: 未経験の営業は募集が多く、成果を数字で話せるのでほかの業界にも応募しやすくなります。
- 事務: パソコンや書類作成の経験が残ります。人気が高いので、応募前に準備しておきましょう。
接客から離れたいなら、お客様と話す時間が短い製造・事務・運送がおすすめです。体力の負担や夜勤の有無は職場で違うので、応募前に確かめておきましょう。
労働条件の悪い会社を避ける求人票の見方
入社してから後悔したくないなら、応募前に残業代・休日・試用期間・募集の理由を見ておきましょう。月給の額だけでは、実際の働き方は分かりません。
たとえば固定残業代のある求人なら、決まった時間分の残業や休日・深夜の手当が定額で給与に入っています。厚生労働省の若者雇用促進法のページで案内している指針では、求人を出す会社に、何時間分でいくらか、それを除いた基本給、超えた分は追加で払うことを示すよう求めています。
- 固定残業代の時間: 何時間分か、超えた分は払われるか
- 年間休日: 何日あるか、土日に休めるか
- 試用期間の条件: その間の給与と雇用形態
- 常に募集している理由: 人を増やしているのか、欠員が続いているのか
- 離職の状況: 最近辞めた人の数と理由
聞いても答えがあいまいなままの会社は、理由が分かるまで応募を待つと後悔しにくくなります。
高卒でもコンサルに入社できる条件と準備
高卒でもコンサルに入社した実例はあります。ただ、簡単ではありません。入社できるかどうかは、応募する時期とコンサルの選考に向けた準備で大きく変わります。
- 業界の需要が高まり、採用要件がゆるむ時期に応募する
- コンサルの求人票をたくさん読み、分からない用語を調べる
- 今の業界の経験を、ほかの応募者との違いとして話せるようにする
- 志望動機と想定問答を書き、面接までに暗記する

私が応募したのは、コンサル業界も需要が高まり採用要件がゆるんでいた時期でした。コンサルの求人票を約100件読み、志望動機と想定問答を約10ページ書いて暗記しました。2回目の転職では製造業の話がほかの応募者との違いになり、私は28歳でPwCコンサルティングに転職することができました。
今が応募に向く時期か分からないときは、転職エージェントの担当者に最近の採用状況を聞いてみましょう。
求人票をたくさん読むと、ふつうの条件と特殊な条件の違いが分かり、求められるものと自分に足りないものも見えてきます。
工場や接客の経験でも、異業種への転職では前の業界の知識が強みになります。コンサルの仕事でどう役に立つかを話せるように準備しましょう。
高卒で稼げる仕事の条件と年収を上げる順番
高卒で稼げる仕事は、職業名だけでは決まりません。同じ職業でも会社や経験で給与は変わるので、次の条件がそろう仕事を選びましょう。
- 経験と成果が給与に反映される
- 専門性が身につく
- 経験を次の転職で使える
年収を上げたいなら、いきなり目標の会社を狙わず、転職のたびに目的を決めて段階を踏みましょう。大手への転職を目指すときも、順番は同じです。
- 今の仕事で、成果を数字で話せる経験をつくる
- 成果が給与に反映され、今の経験を使える仕事に移る
- 大手を目指すときは、学歴を問われにくい職種を選び、採用が増える時期に応募する
年収を上げる順番に迷ったら、次に積む経験と応募する時期を転職エージェントの担当者に相談してみましょう。
接客・工場・アルバイトの経験をどう実績に言い換える?
仕事を作業に分けて、自分で見つけた課題と変えた結果を数字で書けば、接客も工場もアルバイトも実績になります。
高卒の転職で何を強みにするか迷ったら、仕事の中身を見直しましょう。接客なら売上や再来店、工場なら不良や作業時間の変化、アルバイトなら任された仕事と工夫が職務経歴書の材料です。まずは今の仕事を分けて書き出しましょう。
接客・販売の経験を数字の実績に言い換える
接客や販売の経験は、何を変えて数字がどう動いたかまで書くと実績になります。「接客を担当」だけだと、どれだけ働いて何を工夫したのか伝わりません。
まず、接客した人数や担当の商品など、仕事の量を書き出します。次に自分で変えたことを一つ選び、前と後の数字を日報や店のデータで探します。
接客・販売・アルバイトのリーダー経験の言い換え例(○に自分の数字を入れる)
| 元の書き方 | 実績の書き方 | 評価される職種 |
|---|---|---|
| 接客を担当 | 一日○人の接客を担当。お客様への声かけを変え、再来店が月○人から○人に増えた | 営業職、カスタマーサポート |
| 販売スタッフとして勤務 | ○○売り場を担当。商品の置き場所を変え、月の売上が○万円から○万円に増えた | 営業職、店長候補 |
| アルバイトのリーダーをしていた | ○人のシフトと新人教育を担当。手順書を作り、新人が一人で作業できるまでの日数を○日から○日に縮めた | 現場リーダー職、事務職 |
表は書き方の見本で、実際の成果ではありません。応募したい職種に近い行を選んで、自分の数字を入れてみましょう。数字が残っていないなら、分かる範囲の期間と内容だけ書きましょう。
工場の経験は改善の中身まで分けて書く
高卒で工場から転職するなら、地味な仕事でも改善の中身まで分けて書けば実績になります。「ライン作業を担当」で終わらせず、困っていたことと変えたこと、その結果まで書いてみましょう。

製造工程チェックの書類のフォーマットを、誰でも間違えずに作業・記入できるように直した仕事は、地味でしたが転職市場で評価されました。組立工程の図面を3次元のシステムに移し、生産性が2割上がった経験も、転職の面接で話せる実績です。私は職務経歴書で自分の仕事とコンサルの仕事を分け、重なる部分を強調しました。
小さな改善でも、自分で課題を見つけて解決した話になります。たとえば工場の仕事なら、次のように分けて書き出しましょう。
- 担当の工程: 組立、検査、梱包など、どの持ち場にどれくらいいたか
- 見つけた課題: 不良が出やすい箇所、分かりにくい書類、時間のかかる作業
- 変えたこと: 手順、書類のフォーマット、道具の置き場所など
- 変わった結果: 不良の数や作業時間が、変える前と後でどう変わったか
書き出したら求人票と見比べて、応募先の仕事と重なるところを中心に職務経歴書へ書きましょう。不良の管理を任される仕事なら不良を減らした話、書類を扱う仕事なら書類を直した話などがアピールできます。
アルバイト経験しかないときの職務経歴書
アルバイト経験しかなくても、職務経歴書は書けます。採用担当者が知りたいのは、任された仕事と次の職場でできることです。次の順番で書いてみましょう。
- 期間と職場: いつからいつまで、どの店や会社で働いたか
- 任された仕事: 担当した作業、一日の量、後輩への指導など
- 工夫と結果: 自分で変えたことと、変わった数字
- 次の職場で使えること: 応募先の仕事でも活かせる力
空白期間があっても、隠さなくて大丈夫です。資格の勉強や家族の事情など、その間にしたことを短く書きましょう。経歴は盛らず、面接で聞かれても答えられることだけを書いて、担当者の添削に出しましょう。
登録から内定までの流れは?活用のコツと面談で伝えること
転職エージェントの利用の流れは、登録、面談、求人の紹介、応募と選考対策、内定と入社の5段階で、お金はかかりません。
活用のコツは、書類の添削を応募先ごとに頼むことと、落ちた理由を企業に聞いてもらうことです。迷ったら、正社員経験の有無に合うエージェントに登録してみましょう。求人探しから面接対策まで手伝ってもらえます。
費用の心配もいりません。ハタラクティブの費用は、採用する会社が払います。リクルートエージェントも転職者から料金を受け取っておらず、dodaのエージェントサービスも登録から転職が決まるまで無料です。
登録から内定まで5つの手順と準備するもの
登録の後の流れを知っておくと、連絡が来ても慌てません。転職エージェントの利用は、基本的に次の5つの流れで進みます。
- 登録: 公式サイトから申し込み、連絡がつきやすい時間帯を伝える
- 面談: 学歴と職歴、希望の条件を担当者に話す
- 求人の紹介: 必須条件と仕事内容を見て、応募先を決める
- 応募書類と面接の対策: 書類を直してもらい、希望すれば面接の練習もする
- 内定と入社の調整: 働く条件を確かめて、入社日を決める
面談の前に準備するのは、職歴のメモ、希望条件の優先順位、応募できる時期の3つです。職歴のメモは、勤めた会社や店の名前、期間、やった仕事が分かれば十分です。書類が仕上がっていなくても、この3つがあれば面談は進みます。
担当者の書類添削と面接対策を使い切るコツ
担当者には、頼みたいことを具体的に伝えるのがコツです。たとえばマイナビジョブ20’sの面接対策も希望に応じて行うので、練習したいことは遠慮せず言いましょう。
- 書類の添削: 応募先ごとに頼み、仕事内容に合う経験を書けているか見てもらう
- 模擬面接: 学歴を聞かれたときの答えを練習する
- 選考の結果: 落ちた理由を企業に聞いてもらい、書類と面接のどちらを直すか決める
- 連絡: 応募のチャンスを逃さないよう、担当者からの連絡にはすぐ返す
学歴を聞かれたら、事実と今できることを短く答えましょう。たとえば「最終学歴は高校卒業で、接客で新人の指導を担当したので、御社でも後輩の育成に協力できます」と答えます。模擬面接で声に出して練習しておくと、本番でも落ち着いて話せます。
初回面談で学歴と希望をどう伝えるか
面談では、最初に次の3つを話しましょう。学歴と職歴、希望が分かるほど、担当者は求人を探しやすくなります。
- 最終学歴と職歴: 高卒であること、正社員経験の有無、今の仕事を正直に話す
- 大卒以上の求人も見たいか: 募集要項が大卒以上でも応募できる求人があれば紹介してほしいかを伝える
- 譲れない条件: 勤務地、休日、年収、職種のうち、外せないものから順に挙げる
たとえば「最終学歴は高校卒業で接客を続けてきたので、接客から離れて未経験で入れる仕事を見たいです」のように、事実と希望を短く話せば十分です。短期で辞めた職場や働いていない期間があるなら、面談で先に話しておくと紹介のずれを防げます。
学歴を理由に見下された、話を聞いてもらえないと感じたら、担当者の変更を考えましょう。ほかの登録先の担当者と比べると、変えるかどうかを決めやすくなります。
登録した日から1週間でやること
登録したら、次のことを進めましょう。1週間は行動の目安なので、仕事が忙しければ延ばしてかまいません。
- 1日目: 転職エージェント2〜3社に登録し、面談の日を決める
- 面談の前: 職歴のメモと希望条件の優先順位を書き出す
- 面談の後: 紹介された求人の必須条件を見て、学歴と経験の条件に合うか確かめる
- 1週間目まで: 応募する1社を決め、担当者に書類の添削を頼む
迷っていても、まず1社に応募してみましょう。書類と面接で直すところが見えてきます。
勧められた職種は断っていい?担当者の変更と辞退の伝え方
転職エージェントに勧められても、やりたい仕事と違う職種は断ってよく、担当者の変更や辞退も理由を短く伝えれば申し出られます。
高卒で転職エージェントを使っていると、担当者と合わず、辞退していいのか迷うこともあります。続けるかやめるかは、自分で決めてかまいません。合わなければ、未経験向けの転職エージェントを選び直すこともできます。
エージェントの収益の仕組みと勧める求人の偏り
転職エージェントは有料職業紹介事業といって、紹介の手数料や報酬を受け取る仕事です。事業を行うには厚生労働大臣の許可が必要で、制度は厚生労働省の職業紹介事業のページで案内されています。
たとえばリクルートエージェントは、転職する人から料金を受け取っていません。転職する人が登録料や手数料を払うことは、基本的にありません。登録料などを求められたら、払う前にどんな費用なのかを聞きましょう。
採用する会社が費用を払う人材紹介のサービスでは、入社が決まりやすい求人を勧められることもあります。これは費用の仕組み上、ラパンを含めどのエージェントでも起こりうることなので、転職する側が気をつける必要があります。
ラパンでは、事業会社の出身で転職支援の実績が豊富なエージェントが中心になって支えます。職務経歴書の添削から面接の指導まで、選考の準備を一緒に進めます。
勧められた職種を断ってよい判断基準
受けるか断るかは、やりたい仕事に近いかどうかで決めます。社名や年収が良くても、入社後の仕事の中身を見てから判断しましょう。

SUBARU からの転職活動で、年収もブランドもある大手外資系IT企業から内定が出ました。ただ、仕事内容は「設備の調達企画」で、やりたかったプロジェクトの仕事ではなかったので断り、その後はプロジェクトの仕事ができるコンサルのPwCに進みました。次の転職につながるのは、その会社で何をやるかだと感じています。
応募するか迷ったら、担当者に返事をする前に次の3点を考えましょう。
- 次の転職で使える経験を積めそうか
- 自分の希望の優先順位に合っているか
- 受ける理由や断る理由を自分の言葉で言えるか
接客や工場の経験しかないと、断ったら次がないと感じるかもしれません。ただ、希望と違う仕事に入ると、次の転職で話せる経験が残りにくくなります。当てはまらない項目があれば、理由を伝えて断りましょう。
担当者を変えたいときの伝え方と文例
担当者が合わないと感じたら、変更を頼んでかまいません。たとえば応募そのものを止められる、見下すような態度をとられる、連絡が来ないといったときです。
- 利用しているエージェントの公式サイトで、問い合わせ窓口があるか見る
- 窓口があれば窓口に、なければ担当者にメールで送る
- 感情的な理由は書かず、希望の職種の相談を続けたいと伝える
文面に迷ったら、次の例文をそのまま使えます。例文:「これまでのご対応に感謝しています。希望する職種の相談を別の方にもお願いしたく、担当の変更をお願いできますでしょうか」
変更できたら、新しい担当者に希望の職種と条件をもう一度伝えましょう。それでも合わなければ、そのエージェントをやめて別の会社に切り替えてかまいません。
選考中の辞退と退会の伝え方と文例
選考の途中でも辞退はできます。言い出しにくいと思いますが、企業が日程を調整する前に伝えられるよう、決めたらすぐ連絡しましょう。
- 辞退を決めたら、電話かメールで担当者に早めに伝える
- 理由は一言で十分で、細かい事情までは書かない
- エージェントもやめるなら、各社の案内に沿って退会の手続きをする
メールなら、次の例文くらい短くてかまいません。例文:「検討の結果、別の方向で転職を進めるため、今回の選考を辞退させていただきます」
断った後に次の応募先で迷ったら、ラパンの無料の転職相談も使ってみましょう。
まとめ
高卒でも、学歴以外の経験やスキルで応募できる求人はあり、転職エージェントを2〜3社併用すると紹介される求人の幅も広がります。
登録先は、正社員経験がなければハタラクティブなどの特化型、あればリクルートエージェントやdodaなどの総合型を中心に選びましょう。行きたい業界が決まっているなら、未経験でも応募先を一緒に考えてもらえるラパンもおすすめです。
紹介が難しいと言われたら、まず理由を聞いてみましょう。大卒以上と書かれた求人でも、必須か目安かをエージェントから企業に聞いてもらうと、応募できることがあります。担当者と合わないときは、変えてもらうこともできます。
接客や工場の経験も、自分で見つけた課題と変えた結果を数字で書けば実績になります。まずは次の3つから始めると、転職活動をスムーズに進められると思います。
- 希望の優先順位を書き出す
- これまでの仕事を作業に分け、工夫と結果をメモする
- 2〜3社を選び、登録して面談を予約する
よくある質問
高卒で1番稼げる仕事は何ですか?
職業名では決まりません。経験や成果が給料に反映される仕事を探しましょう。令和7年賃金構造基本統計調査の企業規模別賃金は男女計で大企業385.1千円、小企業305.6千円なので、会社の規模も見ておくと安心です。
高卒で勝ち組になれる職業は?
就けば勝ち組、と言える職業はありません。経験が給料に反映され、次の転職でも使える仕事なら、収入を伸ばしやすくなります。収入、働く時間、続けやすさのどれを優先するか決めて、求人を比べましょう。
転職サイトはやめたほうがいいですか?
やめなくて大丈夫です。転職サイトなら、気になる求人を選んで自分で応募できます。書類や面接が不安なら、転職エージェントも一緒に使ってみましょう。
就活エージェントをやめた方がいいですか?
やめなくて大丈夫です。担当者と合わないと感じたら、変更を頼むか、別のサービスを併用しましょう。dodaも他社との併用はかまわないと案内しているので、遠慮はいりません。
高卒の転職に有利な資格はありますか?
希望職種の応募条件や歓迎条件に書かれた資格は有利になります。迷ったら、気になる求人を何件か読んで、何度も出てくる資格から選ぶのがおすすめです。
転職エージェントは本当に無料で使えますか?
リクルートエージェントもdodaも無料で使えます。dodaなら登録から転職が決まるまで、ずっと無料です。ハタラクティブも採用する会社から費用を受け取るので、利用中にお金はかかりません。
転職エージェントを使わないほうがいい人は?
求人選びから応募まで自分で進めたい人なら、使わなくても大丈夫です。転職サイトで希望の求人を選んで、自分で応募できます。書類や面接が一人では不安なら、転職エージェントを頼りましょう。
在職中でも高卒で転職エージェントを使えますか?
使えます。たとえばマイナビジョブ20'sは来社不要で、WEBや電話でも相談できます。仕事の後に話せるかどうかは、申し込むときに聞いてみましょう。



