高卒の転職は厳しい?不利になる理由と成功させる進め方を解説

「高卒だと転職は厳しいのでは」と応募をためらう20代は少なくありません。実際に厳しくなる場面は応募条件と書類選考の段階にほぼ限られ、求人の選び方と経験の伝え方で十分に戦えます。

私自身、18歳で地方の中小企業に生産技術として入社し、年収250万円からのスタートでした。24歳でSUBARU、28歳でPwC、29歳でデロイトへと段階的に転職し、デロイトで年収は新卒時の4倍以上になりました。高卒という出発点だけで道が閉ざされるわけではありません。
この記事でわかること
- 高卒の転職が厳しくなる場面と、学歴が問われにくい場面
- 高卒でも応募しやすい求人の選び方
- 書類と面接で現場の経験を評価につなげる伝え方
CONTENTS目次
高卒の転職は厳しい?不利になる場面とならない場面
高卒の転職は可能で、厳しくなるのは「大卒以上」の求人に絞って応募したときに限られ、学歴不問の求人や経験を見る選考では差がつきにくくなります。
転職の流れの中で学歴が結果を左右しやすいのは、求人の応募条件と書類選考という入り口の段階です。書類を通過した後は、職場で積んできた経験に目が向きやすくなります。
不利になるのは応募条件と書類選考の場面
学歴が効いてくるのは「応募できる求人の数」と「書類で比べられる場面」の2つです。求人票の応募資格に「大卒以上」「四年制大学卒業」と書かれていれば、実務経験が十分でも応募の段階で対象から外れてしまいます。
書類選考では、職歴の近い応募者が並んだときに学歴が比較材料として残ることがあります。高卒で不利を感じやすいのは、主に次の3つの場面です。
- 応募資格が「大卒以上」の総合職・企画職:応募そのものができず、選べる求人の数が減る
- 応募者が多い大手の人気求人:書類の段階で条件を機械的に当てはめて絞り込まれやすい
- 新卒一括採用の延長にある若手総合職:伸びしろを学歴で測る新卒採用の考え方が残りやすい
裏を返すと、3つ以外の求人で学歴だけを理由に門前払いされる場面は限られます。応募しても通らない状態が続くときは、応募先がこの3つに偏っていないかを先に見直してください。
学歴より経験を見る求人では差がつきにくい
新卒採用は職務経験のない学生同士を比べるため、伸びしろを測る目安として学歴が使われやすくなります。中途採用で企業が知りたいのは、前の職場で何をしてきたか、入社後すぐに任せられる仕事があるかという点です。
厚生労働省の調査(2025年10月1日現在、5人以上の常用労働者を雇用する全国の事業所のうち転職者がいる事業所)では、転職者の賃金を決める際に考慮した要素(複数回答)は「これまでの経験・能力・知識」が59.2%で最も多く、「学歴」は12.0%でした。
最も重視した要素に絞ると、「学歴」は1.2%にとどまります。同じ調査で転職者を採用した理由(3つまで、職種別)を見ても、管理的な仕事で60.7%、専門的・技術的な仕事で64.1%の事業所が「経験を活かし即戦力になるから」を挙げ、最も多い理由でした。
「高卒は無理」という声との向き合い方
ネットで見かける「高卒は無理」という声を、そのまま信じる必要はありません。高卒で転職に苦労した体験談は確かに見つかりますが、応募先・年齢・職歴の条件が書かれていない声は、そのまま自分に当てはめないのが基本です。
同じ高卒でも、大手の総合職だけに応募した人と、経験を生かせる職種に絞った人とでは結果が違って当然です。体験談は「どんな条件での話か」を確かめ、自分の状況に近いものだけを参考にすれば、必要以上に不安を抱えずに済みます。
高卒の転職が厳しいと言われる理由をデータで確認
高卒の転職が厳しいと言われる主な理由は、「大卒以上」の応募条件、早期離職のイメージ(2023年3月卒の新規高卒就職者の3年以内離職率36.9%)、大卒との待遇差の3つです。
3つの理由はどれも、高卒という学歴そのものより、応募する職種や業種、企業の選び方で影響の大きさが変わります。求人の学歴要件は職種によって偏りがあり、新卒の離職率も業種や事業所の規模で大きく開くためです。
賃金も平均では学歴による差があるものの、産業による差も小さくありません。
応募条件を「大卒以上」とする求人が多い
総合職や企画職の求人には「大卒以上」の条件が付きやすい傾向があります。新卒一括採用で大卒を前提に育ててきた枠を、中途採用でもそのまま引き継ぐ企業が多いためです。応募が集まりやすい職種では、書類選考の手間を減らす足切りとして学歴要件を使う場合もあります。
反対に、入社後の成果や資格で評価が決まる職種では、学歴を問わない求人も珍しくありません。学歴要件の付きやすさを職種ごとに比べると、次のように分かれます。
- 学歴要件が付きやすい職種: 企画職、将来の幹部候補として採る総合職、金融機関の一部の職種
- 学歴要件が付きにくい職種: 営業職、製造職、施工管理、介護職、IT の開発・運用の一部
学歴不問の求人が全体の何割かを示す公的な統計は、本記事の調査では見つかりませんでした。求人の数で判断するより、狙う職種に学歴要件が付きやすいかを先に確かめるほうが確実です。
新規高卒の3年以内離職率と業種別の差
厚生労働省「新規学卒就職者の離職状況」によると、2023年3月に卒業した全国の新規高卒就職者のうち、3年以内に離職した割合は36.9%でした。前年度の37.9%(2022年3月卒)から1.0ポイント下がり、2014年3月卒の40.8%と比べても低い水準です。
下がったとはいえ、3人に1人以上が最初の職場を3年以内に離れている計算になります。内訳は1年目17.4%、2年目11.0%、3年目8.5%と、1年目の離職が最も多い結果でした。同じ年の新規大卒就職者は31.2%で、高卒のほうが高めです。
離職率は、事業所がハローワークに出した雇用保険の加入届から新規学卒者と推定した就職者をもとに算出されます。離職理由や離職後の状態は問わず、別の会社へ移った人も離職者に含む数字です。
業種別に見ると、同じ2023年3月卒でも離職率には大きな開きがあります。
新規高卒就職者の3年以内離職率(業種別・2023年3月卒業者・全国)出典: 厚生労働省「新規学卒就職者の離職状況」
| 業種 | 3年以内離職率 |
|---|---|
| 宿泊業、飲食サービス業 | 61.6% |
| 生活関連サービス業、娯楽業 | 61.1% |
| 医療、福祉 | 49.4% |
| 教育、学習支援業 | 49.3% |
| 小売業 | 48.5% |
| 建設業 | 40.9% |
| 情報通信業 | 37.3% |
| 運輸業、郵便業 | 35.4% |
| 製造業 | 27.0% |
| 電気・ガス・熱供給・水道業 | 13.8% |
事業所の規模でも差があり、2023年3月卒の3年以内離職率は5人未満の事業所で61.3%、1,000人以上の事業所で24.4%でした。
大卒との待遇差が「高卒は不利」の印象を生む
厚生労働省「賃金構造基本統計調査」によると、2025年6月分の所定内給与額の平均は、男女計で高校卒29万7,200円、大学卒39万6,300円でした。対象は常用労働者5人以上の民営事業所などで働く全国の一般労働者(短時間労働者を除く)です。
所定内給与額は、残業代や深夜手当、休日出勤手当を除いた税引き前の月額を指します。男女別では、男性が高校卒32万1,700円・大学卒42万9,600円、女性が高校卒24万5,000円・大学卒32万7,400円でした。平均で見る限り、学歴による差は明らかです。
ただし平均の差には、働いている業界や職種の違いも含まれます。同じ調査の産業別(男女計・全学歴)では、電気・ガス・熱供給・水道業が44万4,000円で最も高く、宿泊業,飲食サービス業は27万7,200円で最も低い結果でした。
高卒が応募できる求人の探し方と応募条件の読み方
応募条件の「必須」と「歓迎」を見分け、学歴不問・未経験歓迎で検索して候補を広げるのが近道です。
求人サイトを開くと「大卒以上」の条件が目に入り、応募をためらった経験があるかもしれません。とはいえ、応募資格には必ず満たすべき条件と、満たせば有利になる条件が混ざっているのが実情です。
応募できる範囲を正しくつかめば、候補は思ったより広がるはずです。
「大卒以上」が必須か目安かを見分ける
求人票の応募資格は「必須」「歓迎」「同等の経験があれば可」といった書き方で、条件の重さを示しています。学歴の欄だけで判断せず、括弧書きや末尾の添え書きまで読むのが見分けるコツです。一般的な記載パターンと判断の目安を下の表にまとめました。
求人票の学歴要件の記載パターンと判断の目安(一般的な書き方の例)
| 記載パターン | 意味 | 判断の目安 |
|---|---|---|
| 大卒以上(必須) | 学歴が選考の前提条件になっている | 原則として見送る |
| 大卒以上(歓迎) | 学歴は加点要素で、経験を重視する | 経験が合えば応募する |
| 学歴不問 | 学歴を選考の基準にしない | 応募する |
| 大卒以上 または同等の実務経験 | 実務経験で学歴を代替できる | 経験年数を確認して応募する |
「必須」と書かれていても、実務経験を優先して柔軟に判断する企業もあります。文面だけでは読み切れないため、迷う求人は転職エージェント経由で学歴要件の柔軟さを確かめると確実です。(関連: 転職エージェントの上手な使い方)
学歴不問・未経験歓迎の求人を絞り込むコツ
学歴不問の求人は数が多く、条件を付けずに探すと選びきれません。検索条件で母数をつかみ、求人票の待遇欄で続けやすさを見極める、という2段階で絞り込むと効率的です。
- 「学歴不問」「未経験歓迎」「高卒以上」のキーワードで検索し、それぞれの件数を確かめる
- 希望する職種で絞り込み、比べられる数まで候補を減らす
- 研修制度と正社員登用の有無を求人票で確認する
- 年間休日・残業時間・離職率(定着率)の記載があるかを見る
待遇や定着に関する数字を載せている求人は、働く環境を開示する姿勢があるとも読めます。反対に、記載が少ない求人は面接で質問して確かめておきましょう。
職種によって学歴要件が緩くなる理由
学歴要件の厳しさは職種によって異なります。学歴は能力を測る物差しの一つにすぎず、ほかの物差しで測れる職種ほど学歴を問わない傾向があるためです。主な理由は3つあります。
1つ目は、営業のように成果を数字で測れる職種です。売上や契約件数で評価が決まるため、学歴より実績や行動量が重視されます。
2つ目は、製造・施工管理・電気工事のように資格や技能で力を示せる職種です。現場で必要な資格を持っていれば、学歴に関係なく任される仕事が増えていきます。
3つ目は、人手が足りない業界の事情です。担い手を確保するために、応募資格を学歴不問や未経験歓迎に広げる企業が増えています。
高卒の転職を成功させる進め方と準備の順番
目標を具体的に書き出し、一段ずつ条件を上げる転職を、在職中から計画的に進めるのが成功の近道です。
高卒の転職では、学歴の差を一度の転職で埋めようとして応募先が絞られ、行き詰まるのがよくある失敗です。進める順番を先に決めておけば、求人の選び方や動く時期で迷う場面は減ります。
順番は、目標を書き出す、経験が積める会社を経由して条件を上げる、採用ニーズが高い時期に在職中から応募する、の3段階で考えてください。
2年以内の目標を書き出して方向を決める
最初に、2年以内に到達したい姿を書き出す作業から始めましょう。目標があいまいなままだと、求人を見るたびに判断の基準が変わってしまいます。書き出す項目は、次の4つに絞ってください。
- 業界(例: 製造のままか、別の業界に移るか)
- 職種(例: 製造オペレーター→生産管理)
- 職位(例: 担当→リーダー)
- 希望年収(例: 年収○万円)
工場勤務の20代であれば『例: 製造→生産管理/リーダー/年収○万円』のように、一行にまとめる形でも構いません。
書き出した目標を今の業界の求人と見比べると、同じ業界で届くのか、業界を変える必要があるのかが見えてきます。届かない項目は、次の転職で埋めるべき経験として書き添えておいてください。
いきなり本命を狙わず一段ずつ市場価値を上げる
目標が決まっても、最初の転職でいきなり本命の企業を狙う必要はありません。次の会社でどんな経験を積めるかを基準に選び、その経験を足場に条件を一段ずつ上げていく道を考えてください。
著者・山下の段階的な転職の流れ
- 18歳: 地方の中小企業に生産技術として入社(年収250万円)
- 24歳: SUBARUへ転職し、先行開発を担当
- SUBARU在職中: 働きながらMOTを修了
- 28歳: PwCへ転職し、Big4コンサルに入る
- 29歳: デロイトへ転職し、年収は新卒時の4倍以上に
年収250万円から4倍以上への伸びも、一度の転職で跳んだわけではありません。各社で積んだ経験が、次の応募の材料になりました。
高卒から転職を考える20代は、応募先を年収や知名度だけで比べず、次の会社で何の経験を積めるかを基準に選んでください。生産管理やプロジェクトの取りまとめなど、次の応募で語れる経験が増えるほど選択肢は広がります。
採用ニーズが高い時期を狙って在職中に動く
応募の時期も、選考の結果を左右する要素として見落とせません。業界や企業が業績拡大で大量採用をしている時期は採用要件がゆるみ、学歴より経験を見てもらいやすくなります。採用ニーズの高まりは、希望する業界の求人数の増減を見るほか、転職エージェントに企業の採用状況を聞いて確かめてください。

SUBARUに応募したのは、業績拡大で大量採用をしていた時期でした。コンサル業界も需要が高まり、採用要件がゆるんでいたころに応募しています。高卒でも大手やコンサルに入れた背景には、時期の後押しもありました。デロイトでは書類選考に2回落ち、3回目で内定をもらっています。会社の採用ニーズは時期で変わると実感した出来事でした。
書類で落ちた企業でも、時期を変えれば再挑戦の余地は残ります。一度の不採用で候補から外さず、求人が再び出たタイミングを確認してみてください。
職務経歴書と面接で学歴より経験を伝える方法
学歴は変えられませんが、職務経歴書と面接で「何を見つけて、どう解決したか」を数字で伝えれば、評価の軸を経験に移せます。
厚生労働省「令和7(2025)年転職者実態調査」では、転職者の賃金を決める際に事業所が最も重視した要素は「これまでの経験・能力・知識」が38.4%で最多でした。「学歴」は1.2%にとどまります(2025年10月1日現在、転職者がいる5人以上の事業所が対象)。
高卒で転職を考える人に必要なのは、学歴を補う言い訳ではなく、経験を伝える書き方と話し方です。
現場の経験を棚卸しして数字で実績にする
工場の製造ライン、店舗の販売、飲食のホールといった現場の仕事は、「言われたことをこなしただけ」と感じやすいものです。ただ、日々の作業で気づいた不便や、ミスを減らすために変えた手順は、採用側から見れば課題解決の実績になります。
棚卸しは、担当範囲、自分で見つけた課題、行った工夫、結果の4つの観点で書き出すと進めやすくなります。結果は件数・時間・人数など、手元で確かめられる数字に置き換えましょう。
職務経歴書の書き換え例(○には自分の数字を入れる)
| 経験 | before(作業の説明だけ) | after(課題と結果まで書く) |
|---|---|---|
| 工場(検査) | 製造ラインで検査を担当 | 工程チェックの書類のフォーマットを見直し、記入ミスを月○件から○件に減らした |
| 工場(組立) | 組立ラインで作業を担当 | 1日○台の組立を担当し、手順の改善を提案して1台あたりの作業時間を約○分短くした |
| 販売 | 店舗で接客と品出しを担当 | 品出しの順番を変えて欠品を減らし、新人○名に手順を教えた |
| 飲食 | ホールスタッフとして勤務 | ピーク時の配膳の動線を見直し、提供までの待ち時間を約○分短くした |
○の数字は、日報や引き継ぎ資料、評価面談の記録などから拾えます。正確な値が分からなければ、「約」を付けた概数でも構いません。工場の立ち上げに関わった期間や、まとめたチームの人数のように、規模や期間で示せる経験も実績として書けます。

私が生産技術の仕事をしていたころ、新製品ごとに作る工程チェックの書類を、誰でも間違えずに記入できるように直したことがあります。地味な仕事でしたが、転職市場ではそこが評価されました。22歳でタイ工場の立ち上げに参加し、約1年半駐在した経験も、期間と役割がはっきりしていて伝えやすい実績です。
早期離職や転職回数は事実と学びで説明する
在籍期間が短い、転職回数が多いといった経歴は、面接でまず確かめられる点です。ごまかすより事実と学びを短く伝えたほうが、面接官は次の職場で同じことが起きないかを判断しやすくなります。回答は次の3ステップで組み立てましょう。
- 辞めた理由を事実で一文にする:「〔状況〕が続き、〔期間〕で退職しました」
- そこから学んだことを添える:「仕事を選ぶ際に〔確かめるべきだった点〕を確認する大切さを学びました」
- 応募先でどう活かすかを伝える:「今回は〔確かめた点〕を確認したうえで応募しており、〔前職で身につけた経験〕を長く活かしたいと考えています」
学歴を聞かれた場合も同じ型で答えられます。高校卒業後に進学しなかった事実を一文で述べ、代わりに現場で積んだ経験と、今も続けている学びを話してください。学歴を謝る必要はありません。
面接官が高卒の応募者で確かめていること
高卒の応募者を前にした面接官が確かめたいのは、学歴そのものではなく、入社後に成果を出して長く働いてくれるかどうかです。質問の意図が分かれば、準備する答えも絞れます。面接官が見ているのは主に次の3点です。
- 前職の成果を次でも出せるか:成果を出した手順を自分の言葉で説明できるか
- 自分で学び続けているか:資格の勉強や業務外の学習など、今も手を動かしているか
- 長く働く理由があるか:応募先を選んだ理由が、自分の経験やこれからの目標とつながっているか
3点はいずれも、経験の棚卸しと離職理由の整理ができていれば答えを用意できる質問が中心になります。準備は求人票を読み込むところから始めると、応募先が求めるスキルと自分の経験の重なりが見えてくるはずです。

私は自社やスタートアップの採用面接を担当し、企業の面接官教育にも携わっています。面接官の側で気にしているのは、学歴の欄より「入社後も同じように成果を出せるか」という点です。自分がPwCの面接を受けたときは、求人票100件を分析して必要なスキルをつかみ、志望動機と想定問答を約10ページ書いて暗記してから臨みました。
高卒から目指しやすい業界・職種と収入を上げる道
入りやすさを重視するなら人手不足で学歴不問の求人が多い業界、収入を上げたいなら成果や専門性で評価される職種が目安です。
高卒の転職で業界や職種を選ぶときは、「採用されやすいか」と「入社後に収入を伸ばせるか」を分けて考えると方向が定まります。求人の多い業界は門が広い反面、職種によっては給与が伸びにくい点に注意しましょう。
工場や販売の経験を持つ20代なら、経験と重なる方向から検討すると選択肢を絞り込めます。
人手不足で学歴不問の求人が多い業界
人手が足りない業界ほど、学歴より「現場で長く働いてくれるか」を重く見るのが特徴です。厚生労働省「一般職業紹介状況」(2026年8月、全国・常用でパート除く)では、職業計の有効求人倍率1.17倍に対し、介護サービス職業従事者は3.50倍、建設・採掘従事者は5.74倍でした。
学歴不問の求人が出やすい業界(有効求人倍率は厚生労働省「一般職業紹介状況」2026年8月・全国のハローワーク常用求人、パート除く。職業計は1.17倍。離職率は2023年3月卒の新規高卒就職者の3年以内離職率)
| 業界 | 有効求人倍率 | 入りやすい理由 | 向いている人 | 注意点 |
|---|---|---|---|---|
| 介護 | 介護サービス職業従事者3.50倍 | 未経験可の求人が多く、資格の取得を支援する事業所もある | 人と接する仕事が苦にならない人 | 医療、福祉の離職率は49.4%。職場の人間関係や夜勤体制を確認する |
| 製造 | 生産工程従事者1.76倍 | 同じ業種の経験者は横移動しやすい | 工場勤務の経験がある人 | 交替制や夜勤の有無で働き方が大きく変わる |
| 物流 | 自動車運転従事者2.75倍、運搬従事者1.06倍 | 運転免許やフォークリフトの技能講習修了が評価される | 運転や体を動かす仕事が好きな人 | 最大荷重1トン以上のフォークリフトは技能講習の修了が必要 |
| 建設(施工管理を含む) | 建設・採掘従事者5.74倍、建築・土木・測量技術者6.86倍 | 施工管理技術検定は令和6年度から学歴に関係なく受検でき、資格で収入を上げやすい | 現場の段取りや屋外の仕事が好きな人 | 建設業の離職率は40.9%。休日や残業の実態を確認する |
| IT | 情報処理・通信技術者1.48倍 | 未経験者向けの研修を設ける企業もある | 独学を続けられる人 | 入社前後の学習が前提で、研修の中身に差がある |
倍率が高い業界は採用されやすい一方、定着しにくい職場も混ざっています。求人票で残業時間や資格手当、研修の内容を見比べてから応募先を絞れば、入社後のミスマッチを減らせるはずです。
今の経験を活かして近い職種へ移る
工場や販売の経験が事務や営業で通用するのか、気になっている人もいるかもしれません。仕事の一部が重なる職種であれば、前職の経験は十分に評価の材料になります。
厚生労働省の調査(2025年10月1日現在、転職者がいる事業所)では、事務・販売・サービス・生産工程等の仕事で転職者を採用した理由として、「離職者の補充のため」に次いで「経験を活かし即戦力になるから」が多く挙がりました。
今の職歴から移りやすい職種
| 今の職歴 | 移りやすい職種 | 活きる経験 |
|---|---|---|
| 製造ライン | 生産管理・品質管理・生産技術 | 工程の流れや不良の原因を理解している |
| 販売・接客 | 法人営業・カスタマーサポート | 顧客の要望を聞き取り、対応した経験 |
| 飲食 | 店長候補・本部の運営管理 | 売上などの数値管理やシフト作成 |
| 現場の書類作業 | 営業事務・生産管理事務 | Excelでの集計や書類作成 |
2026年8月の一般事務の有効求人倍率は、全国のハローワーク常用求人(パート除く)で0.29倍にとどまります。事務を目指すなら現場の知識が活きる営業事務や生産管理事務に絞り、同じ月に2.20倍だった営業職も候補に入れると応募先の幅が広がるはずです。(関連: 未経験から営業職に転職する方法)
高卒で勝ち組と言われる仕事に共通する条件
高卒で「勝ち組」になりやすい職業は、成果が収入に反映される、専門性が積み上がる、需要が伸びている、の3条件を満たす仕事です。職業名で探すより条件に当てはまるかで見ると、今の職歴から届く仕事が見つかります。
- 成果が収入に反映される: 営業職。売上や契約件数で評価され、賞与やインセンティブに差がつく
- 資格で評価が上がる: 施工管理・電気工事。施工管理技術検定は令和6年度から、第一次検定なら1級は19歳以上、2級は17歳以上で学歴に関係なく受検できる
- 専門性が積み上がる: ITエンジニア。身につけた技術と経験年数が次の転職での評価になる
- 経験を掛け合わせる: コンサルタント。現場の経験とITなどの知識を組み合わせ、企業の課題解決を提案する
産業による賃金の差にも目を向けておきたいところです。厚生労働省の統計(2025年6月分、全国の一般労働者・男女計・全学歴)では、最も高い電気・ガス・熱供給・水道業の44.4万円に対し、最も低い宿泊業、飲食サービス業は27.72万円にとどまります。
大手企業へは経験・職種・正社員登用から入る
大手企業は学歴で選考から外されると思われがちですが、高卒でも狙える入り口は主に4つあります。
1つ目は、今の仕事で身につけた技術や経験を生かし、同じ職種の経験者採用で大手に移る方法です。中途採用では学歴より経験が重く見られるため、現場で積んだ実績がそのまま応募の強みになります。著者の山下も、地方の中小企業で積んだ生産技術の経験を持って、24歳でSUBARUの先行開発に転職しました。
2つ目として、技能職・製造職・営業職など、大手でも学歴を問わずに募集する職種から応募する方法があります。
3つ目は、契約社員や期間従業員として入社し、正社員登用を目指す道です。現場で実績を示してから正社員の枠に挑めるため、書類選考だけで比べられるより評価を受けやすい面があります。
4つ目は、すぐに大手を狙わず、今の会社や中堅企業で経験を積んでから転職する道です。担当できる業務や役割が広がるほど、経験者採用で比べられたときに有利になります。
大手を狙う場合も、応募の時期は意識しておいてください。業績が伸びて採用を増やしている企業ほど、採用の条件が広がりやすいのが実情です。
20代・30代で変わる高卒の転職の戦い方
20代はポテンシャル採用の枠を使いやすく、30代は経験職種を軸にするのが基本です。動くなら早いほうが選択肢は広がるため、迷っているなら準備から始めてください。
高卒の転職では、年齢が上がるにつれて企業が見る点が「伸びしろ」から「これまでの経験」へ移ります。学歴より実務の中身で判断される場面が増えるため、年齢に合わせて応募先の選び方を変えるのが近道です。
20代前半は未経験歓迎の枠を広く使う
社会人経験が短くても、20代前半なら転職は十分に狙えます。経験の長さより今後の伸びしろで採用が決まりやすく、第二新卒(学校を卒業して一度就職し、数年のうちに転職する若手)や既卒向けの求人、未経験歓迎の求人も使えるのが、この時期の強みと言えます。
ポテンシャル採用で見られるのは、指摘を素直に受け止められるか、新しい仕事を自分から学ぶ姿勢があるか、時間を守る・報告を欠かさないといった基本的な働き方が前職で身についているか、の3点です。短い職歴でも、続けてきた工夫を具体的に話せれば評価につながるため、話す内容を準備しておいてください。
20代後半は経験を軸に未経験の枠も見る
20代後半になると、企業は伸びしろに加えて「何ができるか」も見るようになります。数年続けた職種があれば、そこを軸にした求人が最も通りやすい本命です。未経験可の求人もまだ残っているので、どちらかに絞らず並行して探してください。
応募先は次の3つに分けて組むと、偏りなく動けます。
- 本命: 経験職種・同じ業界の求人(これまでの実務をそのまま評価してもらえる)
- 挑戦: 隣接する職種の求人(例: 製造現場から品質管理や生産管理へ)
- 保険: 未経験可で、勤務地や働き方などの条件が合う求人
書類には担当業務だけでなく、班長やリーダーとして現場をまとめた経験、後輩に仕事を教えた経験も書き入れましょう。役職名がなくても、人をまとめた経験は職位に関わる評価材料になります。
30代は経験職種を軸に移る先を選ぶ
「30代に近づき、年齢と学歴の両方で不利になるのでは」と不安を抱える方もいるでしょう。30代の採用で重く見られるのは、即戦力として働けるか、チームをまとめた経験があるか、特定の分野で専門性を積んでいるかです。経験職種で成果を説明できれば、高卒でも十分に勝負できます。
移る先は、これまでの職種を続けられる会社か、経験の一部を活かせる職種から選ぶのが基本です。同じ職種で業界を変える、同じ業界で役割を広げるといった経験と地続きの移り方なら、年齢が壁になりにくくなります。
未経験の職種に挑むなら、狙い目は人手不足で未経験者を育てる前提の業界です。介護や建設、運輸のように有効求人倍率が高い業界を候補にしてください。
高卒の転職で資格や大学進学をどう考えるか
資格は先に取るべきかといえば必須ではなく、狙う職種で評価される資格だけを動きながら取るほうが、時間を無駄にしません。
高卒で転職を考えると、学歴の不足を資格で補おうとして、まず勉強から始めたくなるものです。ただ、応募先で使わない資格に何か月もかけると、転職活動に回せる時間が削られてしまいます。
資格や進学は、狙う職種と結びついたときに初めて評価につながる手段です。
資格を取ってから動くか今すぐ動くかの判断
判断の基準は、狙う求人票で資格が「必須」か「歓迎」かという一点です。必須なら資格がないと応募の段階で外れますが、歓迎なら選考で加点される程度にとどまります。迷ったら、応募したい求人をいくつか開いて応募条件の欄を確かめてください。
資格を取るタイミングの判断
| 動き方 | 当てはまる職種の例 | 理由 |
|---|---|---|
| 先に取る | 最大荷重1トン以上のフォークリフトを扱う物流・倉庫の仕事 | 運転するには運転技能講習の修了が必要なため、修了してから応募する |
| 動きながら取る | 建設の施工管理、不動産の営業 | 施工管理技術検定の第二次検定は第一次検定の合格後に実務経験などを経て受検する。宅地建物取引士は年齢や学歴に関係なく受験でき、応募と並行して勉強できる |
| 資格を待たない | 求人票に必須資格の書かれていない営業・製造などの求人 | 経験や働きぶりで評価されるため、資格の取得を待たずに応募してよい |
表の「動きながら取る」に当たる職種なら、勉強を理由に応募を先延ばしにする必要はありません。面接で受験の予定時期を伝えると、学ぶ意欲として受け止めてもらえる場合もあります。応募と勉強を並行させるのが、空白期間を作らない進め方です。
職種と結びつく資格を選んで効果を出す
資格選びでは、「持っておけば有利そう」という理由だけで決めないようにしましょう。狙う職種の求人票を集め、「歓迎資格」「必須資格」の欄に出てくる資格名を数えてみてください。多く書かれている資格ほど、その職種で評価されやすいと考えられます。
- 事務・経理: 日商簿記検定(日本商工会議所と各地の商工会議所が実施し、経理・会計の担当者などに役立つとされる)
- 物流・倉庫: フォークリフト運転技能講習(最大荷重1トン以上のフォークリフトで荷を運ぶには修了が必要)
- 建設: 施工管理技術検定(令和6年度からは第一次検定を学歴に関係なく受検でき、2級は受検年度末時点で17歳以上が対象)
- 不動産: 宅地建物取引士(年齢や学歴に関係なく受験でき、重要事項の説明は宅地建物取引士が行う)
資格名が決まったら、試験の時期と勉強に必要な期間を調べ、応募のスケジュールと重ねて計画を立てましょう。資格ごとの難しさや勉強の進め方は、資格の解説記事も参考にしてください。
通信制・夜間大学や社会人大学院という選択肢
「大学に行き直すべきか」と迷ったとき、答えを分けるのは目指す職種で学位が応募条件になっているかどうかです。条件になっているなら通信制・夜間大学や社会人大学院を検討する価値があり、なっていなければ職歴を積んで勝負するほうが先になります。
学び直しを選ぶ場合は、時間と費用も比べておきましょう。働きながら通える課程なら収入を保ったまま学べる反面、仕事と学業を長い期間にわたって両立させる覚悟が要ります。学費と修了までの年数を書き出し、学んだことを転職後の仕事でどう生かすかまで説明できるか確かめてください。
職歴で勝負する道を選んでも、学び直しの選択肢が消えるわけではありません。転職して経験を積み、仕事の中で学位や専門知識の必要を感じた段階で進学を考える順番も取れます。

私はより上流の仕事に携わりたいと考え、大学院で技術経営(MOT)を学びました。27歳で入学し、2016年から2018年まで働きながら学んで修了しています。大学院を考えるなら、目指す仕事を先に決め、そこで必要になる学びから学校を選ぶ順番がおすすめです。
高卒の転職で頼れるエージェントと公的支援の使い分け
求人を自分で探すなら転職サイト、書類や面接の支援がほしいなら転職エージェント、地元の求人や対面の相談を重視するなら公的機関と使い分けます。
資格や進学の判断がついたら、次は相談先を選びましょう。高卒からの転職では、応募書類の書き方や学歴の伝え方で手が止まりがちです。相談先ごとに得意な役割が違うため、目的に合わせて組み合わせると進めやすくなります。
転職エージェントと転職サイトの役割の違い
転職サイトは、公開された求人を自分で検索して応募する仕組みです。転職エージェントでは担当者が希望を聞き取り、求人の紹介から書類添削、面接対策、条件交渉まで伴走します。
費用の心配もそれほど大きくありません。厚生労働省の案内では、転職エージェントが求職者から手数料を取れるのは、芸能家・モデルと、年収700万円超の経営管理者・科学技術者・熟練技能者の職業に限られます。それ以外の職業であれば、求職者が手数料を払うことはありません。
転職サイトと転職エージェントの違い
| 比較の観点 | 転職サイト | 転職エージェント |
|---|---|---|
| 求人の探し方 | 自分で検索して応募する | 担当者が希望に合う求人を紹介する |
| 書類と面接の支援 | 基本は自分で準備する | 書類添削や面接対策を受けられる |
| 学歴要件の相談 | 求人票の応募条件を自分で読み解く | 「高卒可」かどうかや学歴の伝え方を担当者に相談できる |
| 向いている人 | 応募先を自分のペースで選びたい人 | 書類や面接に不安がある人、初めて転職する人 |
併用するなら、求人数の多い総合型と、若手・未経験の支援に強い型を合わせて2〜3社に登録する方法が現実的です。転職サイトで求人の相場をつかみ、エージェントで書類と面接を固める組み合わせなら、応募の数と質を両立しやすいでしょう。
わかものハローワークなど公的支援の使いどころ
地元で働きたい人や、対面でじっくり相談したい人には、公的な窓口も選択肢に入ります。運営する主体と対象が窓口ごとに違うため、目的に合わせて選びましょう。
- ハローワーク:地域の求人の紹介や、職業訓練の案内を受けられる国の窓口
- わかものハローワーク:若者の正社員就職を支援する専門の窓口
- ジョブカフェ:都道府県が運営する、若者向けの就職支援の拠点
対象年齢や受けられる支援は窓口ごとに異なり、地域によって設置の有無も変わります。出かける前に、住んでいる地域の窓口を公式の案内で確かめてください。
民間のエージェントと公的窓口は、どちらか一方に絞る必要はありません。地元の中小企業を狙う高卒の人なら、ハローワークの求人とエージェントの紹介を見比べると選択肢が広がります。
第二新卒・既卒向けの若手枠を活用する
第二新卒・既卒の枠は、高卒でも使えるのでしょうか。応募資格を大卒に限っていない求人なら、高卒でも応募できます。若手枠の選考では学歴より若さや伸びしろ、仕事への姿勢が見られやすく、社会人経験の浅い人にも挑戦しやすい入口です。
探すときは、求人サイトの検索窓に「第二新卒歓迎」「既卒可」と入れて絞り込みます。応募条件の欄で学歴が「高卒以上」になっているかも、あわせて確認しておきたい点です。
自分の経歴でどの枠に応募できるか判断がつかないときは、転職の専門家に一度相談すると方向が定まりやすくなります。求人の紹介を受けるかどうかは、話を聞いてから決めても遅くありません。
まとめ
高卒の転職は、学歴で不利になりやすい場面を避け、経験が評価される求人と伝え方を選べば前に進めます。
高卒で転職を考える人がつまずきやすいのは、学歴を条件にする求人に応募を集中させたり、仕事の中身を言葉にしないまま面接に臨んだりする場面です。実務経験や資格を重視する求人を選び、担当した業務と工夫した点を具体的に話せるよう準備すれば、評価される余地は広がります。
今日の一歩として、今の職場で担当してきた業務と身につけたスキルを書き出してみてください。整理したメモを手に、転職エージェントやハローワークなど自分に合う窓口を一つ選んで連絡すれば、応募先の絞り込みや書類の準備を一人で抱え込まずに進められます。
よくある質問
高卒でも転職はできますか?
できます。学歴より実務経験や人柄を重視する求人は少なくありません。これまでの仕事で身につけたことを言葉にし、応募先で生かせる場面と結びつけて伝えると、選考で評価されやすくなります。
高卒の転職は何歳までに動くのがよいですか?
年齢の上限は決まっていませんが、未経験の職種に挑むなら早めに動くほうが選択肢を保ちやすくなります。経験を積んだ後は、同じ職種で役割を広げる転職を軸に考えると進めやすいでしょう。
高卒で勝ち組になる職業は何ですか?
一つの正解はありません。成果で評価されやすい営業職、手に職がつく技術職や施工管理、経験に応じて任される範囲が広がりやすいIT職などが候補です。収入だけでなく、長く続けられるかも合わせて判断してください。
高卒から事務職やIT職に転職できますか?
どちらも目指せる職種です。事務職ではパソコンの基本操作や前職での調整経験が評価につながります。IT職は未経験可の求人もあるため、独学で学んだ内容や作ったものを示せると意欲が伝わりやすいでしょう。
高卒の転職に有利な資格はありますか?
資格だけで採用が決まるわけではありませんが、目指す職種に直結するものは学ぶ姿勢の証明になります。事務なら簿記やパソコン系、ITなら情報処理系の資格が目安です。取得に向けて勉強中であることを伝えるだけでも意欲は示せます。
高卒でも大手企業に転職できますか?
可能性はあります。大手でも学歴を問わない求人や、現場の経験者を求める職種があるためです。まず同じ業界で経験を積み、規模の大きい企業へ段階的に移る道を選ぶ人もいます。
高卒でも転職エージェントは利用できますか?
利用できます。高卒や未経験の求職者を支援するサービスもあり、求人の紹介に加えて職務経歴書の添削や面接対策を受けられるのが利点です。一人で応募先を絞り込めないときの相談先として役立つでしょう。



